インターネットを通じて、映画やゲームソフトなどを簡単に入手できる、ファイル共有ソフト「Winny」を開発し、利用者が違法に複製するのを可能にしたとして、京都府警は、著作権法違反を幇助した疑いで、30代の東京大学の助手を逮捕しました。ファイル共有ソフトの開発者が逮捕されたのは初めてです。調べによりますと、助手は2002年5月、開発した「Winny」をホームページで無料で公開し、不特定多数の利用者が映画や音楽、ゲームなどのソフトを著作権者に無断でやりとりし、著作権を侵害することを手助けした疑いが持たれてます。「Winny」は、利用者が匿名でファイルをやりとりできる上、ファイルは暗号化されていて、通信内容の把握も難しく、著作権保護団体などが、違法コピーの温床と指摘していました。 |
インターネット上で、映画やゲームソフトなどを作者に無断で入手できるソフトウェア「Winny」を開発した男が逮捕されました。男は東京大学大学院の現役の助手です。著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、東京大学大学院理工学系の助手、金子勇容疑者です。調べによりますと、金子容疑者は、「Winny」と呼ばれるファイルの共有ソフトを開発し、2002年5月、ホームページに無料で公開、不特定多数の利用者が、映画や音楽、ゲームなどを、作者に無断でコピーできる状態にした疑いです。京都府警は、去年、利用者2人を逮捕していますが、開発者が逮捕されたのは初めてです。金子容疑者は、インターネットの掲示板に「自分が逮捕されることはないだろう」などと書き込み、ソフトを開発した動機について「著作権に対する考え方を改めさせたかった」と話しているということです。 |
インターネット上で映画や音楽データを入手できる共有ソフト「Winny」を開発し、著作権を侵害したとして、京都府警はソフトを開発した東京大学の助手を逮捕しました。 著作権法違反幇助などの疑いで逮捕されたのは、東京大学助手・金子勇容疑者です。京都府警は自宅など数ヶ所を捜索しています。金子容疑者は2年前に自らファイル共有ソフトの「Winny」を開発し、インターネットの利用者が映画や音楽のデータを違法に入手できるようにして、著作権を侵害する行為を手助けした疑いです。金子容疑者は情報処理工学の専門で、調べに対し「著作権の侵害が目的だった」と容疑を認めています。ファイル共有ソフトの開発者が逮捕されるのは世界的にも珍しいということです。 |
インターネット上で映画や音楽などを不特定多数の人が手に入れられる「Winny」と呼ばれるファイル交換ソフトを開発した東京大学大学院の助手・金子勇容疑者が、著作権法違反の幇助の疑いで逮捕されました。「Winny」をめぐっては、違法にコピーされた映画や音楽が無料で大量にやりとりされていると著作権保護の団体などが指摘するなど問題となっていました。 |
インターネットを通じて個人同士がファイルを共有できるソフト「Winny」の開発者が逮捕されました。逮捕された東京大学大学院助手の金子勇容疑者は、ネット利用者が映画などのソフトを無断でやりとりし、著作権を侵害する手助けをした疑いが持たれています。金子容疑者は容疑を認めています。ファイル交換ソフトの開発者が逮捕されるのは国内で初めてのケースです。 |